のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

ハンターハンター読んだ話

新刊が出る度に最初から最新刊まで読み通すタイプのオタクです。ヒソカが順当に強くなってくのが面白いなって今回通読して思ったこと。死を恐れないタイプの人間は強い。冨樫は本当に男体描くのが好きだね…と思う。あと虫。レベルEの最後の話が大好きです。

男と比べて割合女を恋愛♡ファッション♡みたいな価値観で描きがちな所も今回の通読で目についた。冨樫自身はそんなに意識してないんだろうなという気配も感じる。「男らしさ」みたいなのも割とある。無意識のミソジニーなんだろうな。でも、20年超前からあの意識で漫画家やってたのはすごいとおもう。
男も女も平等によく死ぬ創作は好き。逆に多分そうじゃないとこんなに長く好きでいられない気がする。幻影旅団とかシズクとマチとカルトしか女がいないので、きっと今リアタイで連載してたら少し男女比変えてくる気がするんだよな…みたいなことを思ってるけど、冨樫は明らかにどう考えても男体好きだからね…わからんね…。続きも楽しみ。

継承線は登場人物があまりにも多すぎて混乱する、文字も多い。まだ伏線張ってる最中だもんねこれ。先が長いぜ。冨樫は一生食うに困らない稼ぎがあるだろうにも関わらず、体調を押して漫画を書いてくれるの本当にありがてえよなと思う。

暗黒大陸に辿り着いたとして、そこからクラピカの復讐が一気に進むとして、(レオリオの医者の夢が叶うとして)、そうなると残りはキルア編になる訳なんだけどもこの連載ペースでやるとなると、私が生きてるうちにこの漫画は完結するだろうか。幽☆遊☆白書的な言い方をすれば生命エネルギーを分けられるもんなら分けて、最後まで描き切ってほしいと願ってる。

冨樫は意味のある伏線と、意味のない伏線を張るから、シルバの「俺の息子だからな」の伏線が生きてくるのかもしれないし、そうでないのかもしれない。
後は幽☆遊☆白書が恋愛エンドと、雷禅出てきて終わったところを見ると、恋愛家族エンドになったらどうしよう…そうなったら辛い…という100000%己の都合のみでの不安があります。キルアとゴンは二人でずっと旅しててほしいし、レオリオは死ぬまでお医者さんやってほしいし、クラピカは短命。


継承線の話。私はセンリツが好きなので出番が多くてとても嬉しい。あとマッチョの方のビスケ。カチョウフウゲツのシーンは漫画がうますぎて震えた。人の恐怖を描くのが冨樫は圧倒的に上手いんだよな。


人の感情による戦闘能力への振れ幅、体調管理、格上相手に対する戦略的に挑む必要性etc……。ハンターハンターは「強いから強い」のではない所が面白い。

物語の中では強くなっていく過程が面白いので、そこを端折らないでくれるの本当に良いんだよな…。グリードアイランドの話です。ゲームしてる感覚。冨樫はゲームも好きだね。


ノリで二回冨樫展に行くことになった。何が売ってるんだろう、楽しみだな。