のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

「八甲田山死の彷徨」新田次郎著を読んだ

命令を出す人間が無能であったり、他人の言葉を聞かない人間であれば、下位者は意図も容易く死ぬという話であった。

ファッキンジャパニーズの自民党政治のことと、弊社のクソ二代目社長のことを思わずにはいられない。ただ、この頃の大日本帝国軍は国民感情にまだ配慮をしていた様だし、政治のパフォーマンスとして靖国神社を使ったりはしていなかったらしい。ちなみに私は育ちのせいが大いにあるけれど、私腹を肥やす為の宗教や権力の為に利用されている宗教の事が大嫌いです。差別的ならばやめろと思う。よりよく生きるための宗教だろうよ。

軍国なりの後始末の付け方を読んで、この時代の方が、今の日本国より「国民の声を聞く」という意味で、マシだなと思ってしまった。
今の日本は、統一教会絡みの事で大臣の役を降りた人間が、別の役職に着くというギャグ漫画もびっくりな地獄が繰り広げられている。人の話なんか聞きやしないクソ議員達。

昔の書籍を読むと、今の政治家がいかに最低なのかがよくわかる。だって国民の事、同じ人間と思ってないよね。他人に対してとって良い態度じゃないでしょうよ。

とはいえ、人間を雪山の実験材料にした時の大日本帝国軍が許されるという事ではない。そりゃあ当人自決もするだろうよ。でも、案内人である人間をあれだけこき使い恐怖に陥れたことを思えば、今も昔も「自分達が権力者である」という慢心は人間をクソ野郎に変えてしまうんだろうなということも思った。人の本質は変わらないのかもしれないからこそ、自分が二の轍を踏まぬ様にする為に本を読まねばならないのだろうと思う。


昔から遭難の話が好きでよく読んだり見たりしているのだが、矛盾脱衣という現象は恐ろしいものだ。ヒマラヤの山中には矛盾脱衣の遺体などもあったりするのだろうか。だとしたらお尻丸出しの亡骸がエベレストの道の目印になったりするのだろうか。エベレストという映画を思い出す。トムラウシ山の事故とか怖すぎるのでWikipediaを読むと震える。メルーも面白かったけど、あれは登攀技術の話だから好きな話とは少し違う。

あとは、人の生き死には意志による所も強いのだろうと思う。

私は多分前世凍死してる。
寒さがとても怖い。

青森県に行った後だったので、あの辺かな、あの辺かな、ということを考えながら読んだ。八甲田山は紅葉の美しい山らしいので、いつか行ってみてもいいのかもしれない。
新田次郎読んだの久々だったけど面白かった。





遭難特集してる岳人が見つけられない。