のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

「百合」という言葉を使わない様にしたい話

憂鬱な朝は音楽を大きめにしてイヤホンをぶっ刺す。Official髭男dismの音楽の気持ち良さなんなんだろうな。カラオケで歌うなら後半の方が良いよね。

先輩にご飯行きましょうって話をした。そしたら「社交辞令じゃ無くて嬉しいよw」と返事が来た。
多分だけど、先輩は満遍なく他人に興味が無い。好きな人/嫌いな人はいるらしいけど、誰とでもおしゃべりできる人だ。誰とでも仲良くなれる。羨ましいね。偉い人が彼女を気にいるのはわかるよ、かわいすぎるんだよな。

雑談おわり。

殺意を抑えながら下の文章を書いたけれど、滲み出るものは抑えられてない気がする。では続き。


創作百合界隈の色んな問題を最近立て続けに見ていた。

その結果、百合では無く「GL」という言葉を今後使う事にしたという話だ。

まず、百合界隈を取り巻く問題の話をする。
「百合を読んでいたはずなのに、突然出てきた男に女の片割れを取られる」
という事情が起こる作品を、見た事があるだろうか。
おそらく百合が好きであればあるほど、目にしている確率が高いと思う。

百合を書いている人間達の中ですら、そういう描写がとても多い。なぜこういった事が起こるのか、いつも心がズキズキしてる。

自分なりに考えている事がある。

「女はいつか子供を産むもの」や
「女は子供を作るという行為に対して犠牲的であるべき、それが女性」
等、
まずは「女性が諦め/犠牲になることで成り立つ家庭単位」でしか物事を考えられぬ、権力からの抑圧があると感じる。

また、それと同様に「女性が主体である恋愛に対する無理解」があるのはないかと思っている。もっとわかりやすく言うと「女は男の所有物、家庭にいてくれて子供を産んでくれる愛玩動物の様な存在」と思っている人間が一定数いるのではないか、という事である。

「百合」と言われ、読んでいた作品で突然男とくっつくみたいなのが多すぎて、心が折れている。

もう折れているので、安心して読める作家さんの話しか読みたくないので、好きな人か、コミティアで中までじっくり読んでからではないと買わない。

ちなみに余談だが百合姫コミックは作家さんに対する扱いの酷さや、前科が多すぎるので基本的に買わない。


ジャンルの棲み分けをしたいと思っている。
それだけ出来れば良いと思っている。

その為に「百合」を「GL、ガールズラブ」と呼ぶ事にした。
今後の話なので、間違えて百合と使ったらその都度是正していきます。

「○○百合」みたいな用語を使用しているのに、男が恋愛当事者として突然飛び出してきがちだ、各々多分心当たりあると思うけど、割愛する。

例えば、「ホ○(ゲイの差別用語)百合」とか「BL百合」とか、聞くとオェーってなる。いや、言わんとしてることは分かるんだが、私は女の子を褒める時に○モとか、BLとか使いたくない。

「百合の間に挟まりたがる男」というネットミームがある。多分見たことある人も多いと思う。

女性同士の恋愛関係を尊重出来ない人間の言葉だし、そもそも「女二人の間に男が挟まったら、女同士の恋愛ではなくなる」じゃないですか。

多分だけど、百合という言葉が良くない。
↑に書いた「百合の間に挟まりたい男」というのは多分、「女の子二人に挟まりたい」という位の意味なのだと思う。

ちなみにこれ書いてる間も怒りが湧いてきてぶちこ○すという気持ちになる。抑えて書いてるので言葉が読みづらかったら申し訳ない。

言葉の定義の問題として「百合」には「女性同士の巨大感情/女性同士の恋愛」が含まれると主張する人、
「自然全般に起こるエモいと言われる事象全てを百合と呼ぶ」人、
「恋愛のみを百合と指す」人、
だいたい定義付けの時点で揉めてる。

それを楽しんでる人もいれば、
真剣に悩んでる人もいる。

曖昧であるが故に付け込まれる。
定義を決める学者はいない。
「百合」は、良い言葉だと思っていたが、隙の多い言葉だと感じる。

だからこそ、
GLならば「ガールズラブ」だ。
「ボーイズ」ではない。
なので、今後はなるべくGLを使う事にした。
私は「女性同士のラブ」が見たい。

ヘテロラブが見たいなら、ヘテロラブを見るし、ボーイズラブが見たければボーイズラブを見る。それでいい。ジャンルさえ越境してこなければ、(私は嫌いな概念ではあるが)ハーレム願望だってどうでもいい。
突然百合を語るから、意味不明な事になり「しね」と言われる羽目になるのだ。

もしこの記事を読んでいる「百合の間に挟まりたい」という人間がいたら、今後は
「女の子二人からモテたい、ハーレム願望がある」と言う様な形で自分の言葉を紡いでほしいと思う。

繰り返しになるが、
今このジャンルでは、女性同士の恋愛に男性が混ざることも百合と呼ぶ人間がいる。それは事実であり、百合という言葉の曖昧さ故に起こる事だと思う。

女性の地位の低さ故に「(男の所有物としてタダでセックス出来るはずの女という存在に)挟まりたい」という言葉が出てくるのだと思う。

この世はクソだ。

好きなものに対して伸びてくる悪手に、どいてくださいと言ってもどいてくれない。怒るべき所では怒る。
失礼な態度には失礼な態度で返す。ぶっ叩かなくてはならない。自衛をしなければならない。
私が知ってる10年前からこのジャンルは一向にこの問題を解決できない、多分女性の地位の低さもあるのだと最近とみに思う。

だからこそ、好きである自分自身が雑味のある言葉を使う事を避けようと思う。

これは意思表明だ。雑になってしまうが、この辺りで締めくくろうと思う。