のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

引っかからない表現について

久しぶりに小説を書いている。
趣味で二次創作の百合小説を書くのが好きだ。
小説界隈の人達からのレッテル貼りや攻撃などを受け、疲れ果てたのであまり書かなくなってしまったけれど、今はお誘い頂いた合同誌の話を書いている。
誘って頂けるのは本当に嬉しい、合同誌は主催の方の要望に沿う形にしなければならないので難しい所もあるけれど、今回の合同誌も楽しくかけたら良いなあと思っている。
とりあえず、書き始めたら後はキャラクターの動くままに任せる。言って欲しいセリフだけ決めておけば、後はもう登場人物達の自由だ。
書いた作品は、書き終えた瞬間に自分のものではなく読んでくださる他人のものとなる。私はそう思っている。

表題の件について。
例えば「普通」という言葉を作中の人間に言わせたい時の話だ。
「普通」という不安定な言葉は、10人10通りの考えがある中で、あまり好ましい表現では無い。だから、その言葉は使わない事にした。そういった細部にこだわることが、表現をすることの大事な部分なのだと思う。

先日、ポケモンの映画を見に行った。毎回、エンドロールで子供達(一部大人)の塗り絵コンテストの絵が発表される事になっている。

その中で違和感を覚えた表現があった。
【○○くん、○○さん】という風に、恐らく性別によって呼び名を分けている部分があったのだ。それがなんだという話かもしれないが、少し聞いて欲しい。

ポケットモンスターというコンテンツでは、アンケートがよく行われている。
性別欄があり、【男・女・その他】という書かれ方がしている。
私は言わずもがなその他を選ぶのだが、わざわざそう言った形で配慮をしているのに、敢えて性別を二分する様な【くん、さん】の変え方には、何か意味があったのだろうかと、不思議な気持ちになっている。
気にしすぎと言われればそれまでなのだが、応募要項は性別欄がどうなっていたのかが気になった。
今度なにかのアンケートの機会に質問を書いてみようと思う。

少しの引っ掛かりというのは、突き詰めていくと大きな差別意識に流れ着いたりするものだ。
日々、人を置いてけぼりにしない表現は何かという事を、問い続けている。