のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

人は見たいように、聞きたいようにしか言葉を受け取らないんだな

表題の話。

先日書いた、女殺しを防ぐ為には男性側が変わらなくてはならないという話。
こんな意見を頂いた(もしご本人がこのブログ読んでらして、全然違うよってことであればその旨お伝えいただければと幸いです)。

「女と男の性差があって互いに羨ましくなることもあるけど、家父長制が諸悪の根源なんですよね!」
というものだ。

いや………。そんな事私は一言も書いてないが?と思ったが、うまく言語化できなかったので「家父長制への絶望から書いた記事です」と返しました。

何がモヤモヤするんだ?と数日考えた所、おそらく(彼が話している主義主張から憶測するに)

「女性は色々持ってて羨ましい。履かされた下駄が無いから羨ましい。男に対する特権をずるいとあなたは思っているんですね。分かります、それが性差ですよね、だからって当該性別を恨むのではなく、家父長制が悪なんだから逆恨みしちゃいけないですよね」
という意味だったんだろうな、と思うと理解できた。

私の考えとしては、
男性が持っている「特権」や「作り出された性差」から男は皆降りるべきであると思っている。地位に甘え、女性差別をしてもいいと思っている人間のことを嫌っている。
故に「羨ましい」という言葉は適切ではなく「その場所を降りて来い」という感情の方が近いです。同じ土俵に降りろ。まず話はそれからだ。はかされた下駄がないことが羨ましいことを女に言われても困る。
女はその「下駄」がそもそも存在しない。その内容は私にいう事はお門違いです。戦いたいなら、己自身の心や家父長制と戦ってください。

私は「(己の特権に気がつかないで)辛いよ〜」と「女」(私では無く、女)に甘えてくる男(好きな人たちを除く)の事が嫌いだ。
だからといって男の立場を理解したくないと思ってる訳じゃない。それはこの前書いた通りだ。

男性特権のシステムを変えるべく動かない男性は、私からすればサイレントマジョリティーホモソ家父長制推進派として認定されています。

女が殺される。これは女性が問題という話ではありません。
男の問題です。
殺したいからといって殺してはいけません。殺すのは誰か?男なんですよ。そういう話です。 
もっとわかりやすくいえば、
「殺される側である女性」が何故「あなたの属する性別を殺すこともある。我々も殺したいと思われるのかもしれませんが、敵は他にいるんですよね!」と言われなくちゃいけない?

男が努力して履いた下駄を脱ぎ捨てろ。言葉に出す訓練をすればいいじゃないか。私はそういう話をしています。

彼の人の中の性差別の眼差しであり、(彼が意識してるしていないに関わらず)まず自分に目が行かない所、これが家父長制やホモソを助長する思考なのかと、しみじみ根が深い問題であると感じた。

その方はネット上で、何人付き合った&何人とセックスしたとかすごいですね!、だとか、オープンにしてない(私の)性別を勝手にひけらかして容姿を褒める等、有害な男性性らしさのホモソ仕草をネットの人たちとオープン空間で楽しそうにやられているのを見かける方なので、まぁそういう思考に至るのもわかるなあという感じです。善意なのか悪意なのかは知らないけれど。

結局、見たいようにしか人は物事を受け取れないという認識を持った。これだって私が見たい様に見ているという事だろう。


もちろんそうじゃない人もいて、私が書きたい以上の事を受け止めてご理解頂いた方もいた。自らの加害性に向き合うのは辛い。私も勿論自己反省の日々を送っている。読んでくれただけでありがたいと思うべきか、ディスコミュを嘆くべきか、いずれにしても自分のモヤモヤが言語化できたのはよかった。
この人生を生きるのは自分なので、自分がどうしたいかを自覚することも大事。

己の属性における加害性と常日頃どう向き合っているかが問われる話だと思ったので、書き残すことにしました。

前にも書いた通り、男性性のことは基本好きじゃないという事はご理解頂きたいですね。私は基本ミサンドリーです。友人のことや己を省み得る事のできる人は好きです。ですが、過去男性陣にされてきた振る舞いを、許すことはできません。する気もないです。だってそれをした人たちは知らない人なんですから。



知り合いの話。
安保なんとかいう先生が反ワクチンらしい。その影響でワクチンを打たないという選択をするらしい人がいた。私は打つよーって伝えてる。何を選んでも構わないけど、一々こちらのスタンスを説明してしまう性分なので、一々疲れてしまう。どうせその人と何を話しても平行線なのはわかり切っている。その人にだから疲れるというのはある、私の人生にできることなら積極的に関わりをもとうとしないで欲しいと思う。これはただの愚痴です。



育った時代が違えど、生きてる時代は同じ。だから今の時代に即した生き方をしないといけない。良い言葉を見かけたので書き残しておこう。