のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

北海道 千歳〜女満別まで12月に限界車中泊旅行をしてきました日記①

また車中泊かよ!!!!!って感じですが、
今回も車中泊です。
冬の北海道の車中泊は流石の未知数の世界なので、色々調べたり、防寒着を買い揃えたりした。メリノウール製品を死ぬほど書いました。
ウールと鳥の羽無しで生きていけない、人は何かの命を受け取って生きることしかできない…。
生き物とは生きてるだけで誰かの命を吸って生きるしかない。必要以上に資源を使うのはいい事では無い…。長くモノを使おう、要らないものは人にあげよう。

車中泊セットについては一番最後に書きます。スクロールして一番下に書いてます。

今回の旅行は資格の勉強中に「もう無理だこれ以上動けない、旅行でも行かないとやってられない、未来の予定を立てよう」という感じで予定を立てたやつです。

今書いているのは二日目の真夜中ですかいやあ寒いです。
車中泊旅行の中でもハイレベルな寒さ。
なんせ今の車内気温は0度。外の気温はマイナス8度。体感温度はマイナス11度ときたもんだ。寝れなくなってしまったので寝袋の中でちまちまとこれを書いている。トイレに行きたいが100メートル先のトイレまで辿り着ける気がしない。
車中泊してる場所は今は東川町、寒いで有名な旭川市の隣です、キタキツネ見たよ。
寝れない時の手慰みにブログは良いもんです。


1日目。
千歳登別札幌。

ドタバタしながらエァドゥに乗る。予約系全部友人がやってくれたので相当何もしてないのが今回の旅だ。眠いなーって思ってたらあっという間に札幌に着いた。飛行機は残念ながらロコンジェットでは無かった。
千歳でちょっとだけ運転した。数年振り。
着いた時の気温はマイナス1度、寒い。景色は寒々しいが、冬みが凄い。
野生の鳥がたくさん見れるバードウオッチングカフェに行ってきた、可愛かった。足先からどんどん冷えていくのが怖かった。暖パン履かずに半野外出歩くのは北海道では危険だなと思った。ソフトクリームがやたらと美味しいのが北海道である。乳糖不耐症なのであんまり食べない様にする。サンドイッチ食べた。あぎゃす。

その後、の!ぼ!り!べ!つ、と言えばのクマ牧場に行ってきた。ポケふたも回収した。アイヌコタンの再現があって見学できたのも嬉しかった。さらさらとした雪が降っていた。シャケが干されていた。しかし、平日だからかほぼ外国人観光客だった。
キテルグマのポケふたを回収した。夕飯は念願の成吉思汗だるまのマトンを食べ、夜パフェを食べた。多分だけど夜パフェの店はバーの居抜きを使用してる店なんだろうねという話をした。
十勝マンゴー美味しかったです。
しかし平日の観光地は海外の人が多い。東京に比べて身軽な人が多かったのはなぜなのだろうか。東京かよ!!!ってくらい観光客の人が多かったので調べたら千歳って結構国際便本数あることを知った。日本の観光地は京都以外もそのうちオーバーツーリズムで、観光地付近は人の住めた土地ではなくなるのでしょうな。

ちなみに今回の車中泊旅行、当初はキャンピングカー借りる計画もあったのだがあまりにも違い過ぎる予算の関係で断念した。その代わりと言ってはなんだが、性能の良い寝袋をレンタルした。寝袋の外に出られない位中が暖かい、マミー型の寝袋っていいね。


↑という話をねれない二日目に書いてました。
続きを描きます。

1日目はやることが多くてどたばたしてた。ポタ電受け取ったり寝袋受け取ったりしてた。やりたいこと全部やったら2時くらいになっていた。
スペックの高い寝袋に、電気毛布に、サーマレストマットを組み合わせただけで寝れる。staticvのエアベッドと枕は東京から自前の奴持って行きましたが。
マミー型の寝袋の外は寒くて凍えるが、寝袋の中はただ暖かい。山道具レンタルで借りた、色々相談にも乗ってくれる良い会社だったので今度また利用させて頂こうかしらとおもっています。
買っても良いんだけど買うなら冬の終わりにしたいね。セールとか掛かってたらいいけど、値上がり(賃上げをしない日本社会が悪いですが)著しいからね。
とりあえず家にある寝袋は一枚処分するかーという気持ちになった。人が来た時に寝せれるけどもね。
温かいので一瞬で寝た。



2日目。
札幌旭川

寝坊した。
急いで佐藤水産に向かう。
おにぎりとフライと、自宅用のお土産を買い発送した。そんなつもりなかったのに、蟹味噌の加工食品がさあ……あまりにも美味しそうでさ……。つい東京に送ってしまったわ。
食べるの楽しみすぎんのよね。ちなみに蟹おこわだけもう食べたんですけど超美味かったです。

旭山動物園に向かって高速道路を飛ばす。一面白銀世界、夢みたいな光景だ。スケートリンクではなくここは高速道路なんだねーという話をしていた。白樺と針葉樹が多い茂り、熊笹が鬱蒼としている。もみの木?蝦夷松?もたくさん生えていた。本州と生きている植物が違い過ぎて、北海道は日本だけど、北の国であって、蝦夷地であっえ、開拓民が街を作ったりした所なんだなと思っ。私は正直和人がアイヌの人たちに何をしたのか、その辺の歴史は知らない。ちゃんと知らなくてはなるまいよ。そして今ちょっと調べただけで、酷い扱いを受けたという事を知れてしまうのでゲンナリする。
計画的に作られた都市は四角い土地に区切られている。機能的なんだろうかね。暮らしたことがないので分からない。

旭山動物園に着いたのは昼もだいぶ過ぎた頃だった。急いで回らざるを得ない。なぜなら私は今回エゾユキウサギさんの長い足を見に来たからである。ロングロング脚。魅惑の白いもふもふ。リラックスしてる時の人相の悪いうさぎの顔が好き。

元飼育員のあべ弘士さんという絵本作家さんが買いた本を読んだ。北海道の生態系は、そもそも人間によって毀損されているのだという至極当たり前の話が絵本の中に描かれていた。ヒグマのことを悪いという人間達は過去の俺らの種族が何をしたかを考える必要がある、経済活動の錦の旗の元に、日本にいるオオカミという種族を滅ぼした。そりゃエゾシカも増えるしヒグマも増えてしまうんだろう、地球温暖化のせいもあるよねきっと。好きな絵本作家さんが増えた。過去のヒト類の愚かな振る舞いを消す事はできないが、今から改められる事はあるはずだと思う。
ステッカーめっちゃ買った。
何に貼ろうかしらん。

そんな中友人に「道民は冬に暖房ガンガン炊いて部屋の中で半袖でアイスを食うのが美学なんだよ」と言われたので「エネルギー資源は有限なんだよ美学と一緒に爆ぜろ」って言ってしまった。必要最低限で良くね?電気の使い過ぎ故に電気が沢山が必要になってしまうのだからよ。まあ北海道はガンガン炊いてないと寒いのかもしれん、知らんけどさ。冬は気が滅入るからそれくらいしか楽しく無いとかなのか?知らん人からの意見です。

ホッキョクグマの魚取りシーンを見たのだが、その中で司会の人がすげー良いことを言っていた。ホッキョクグマの生態系が崩れているのは私たち人間の活動が影響していて、今は遊びに来ているから考えなくても良いと思うけど、「かわいい」で終わらせるのではなく、そういうことを意識して生きていかねばなるまいという話をしていた。多分「政治的な話」は忌避されるから、「今は考えなくても良い」という言い回しをされたのだろうが、常に考えなければならんのよ、マジでそうなんよ。

旭山動物園が人々に愛される動物園たる片鱗に触れることができて良かった。あと20時間くらい長居したかったのでまたいつか来ようと思う。

その後ラーメン屋を三件梯子してポケふたを回収し温泉に浸かり、体をぽかぽかにしてからディアルガとアロロコのポケふたを回収する為に道の駅へ。走ってる最中にキタキツネが目の前を走り抜けていって大興奮であった。
こんなに寒いのに4台くらい車中泊の人たちいて馬鹿か?って思った。
マイナスほぼ7度。
 
そんなこんなで寝れなくて死にそうだった。

シュラフの外側結露しててびっくりしたし、電気毛布なかったら寒かったなという感じだった。
そしてねれなかった時に観測してた気温がこちら。

寝れなかった敗因は寒さではなく、「尿意」でした。最近頻尿なんよ、加齢ですかね。
携帯トイレ使う練習やろうと思いました。
兎角静かな夜だった。


眠れなくてしおしおの3日目。
旭川大雪山帯広釧路。

しょもしょもした目を擦りセコマのホットシェフで死ぬほどご飯を買い込んで出発。
北海道産の物が多くてほんと助かる。
目指すは大雪山
景色が本当に美しくて、ずっと曇った空からしんしんと降りすさぶ雪の結晶。寒いのが苦手なのに冬が一番好きなのですがひとえに雪が好きだからです。
綺麗だなと言いながら大雪山を登っていく。雪の山が本州で見るものと全然違う。あと思ったよりも道路が綺麗。相変わらずのアイスバーンではあった。
ロープウェイ駅にたどり着いたら、スノボとかスキーの人たちがいた。ロープウェイで上がっていって、曇りの中で写真を撮る。
雪は静かで良い。
ぼんやりしばらく眺めていた。
ロープウェイも静かで良かった。
下のColombiaのショップでコーヒーを飲んでいたらカレンダーをもらった。山には登らないのだが山は好きだ。どこもそうなのだが、ロープウェイ駅の堅牢で冷たい印象のコンクリートの雰囲気が好きだ。
ロープウェイ駅に勤めるお姉さんは大雪山が好きだからと都会から越されたそうな。好きを仕事にってやつか。若い頃から好きなものがはっきりしてる人はいいなと思った。私は人間が好きじゃない。
音更町に立ち寄って四つ葉牛乳ソフトを食べてから豚丼食って帯広競馬場へ。その前にスイーツ屋さんでスイーツ買った。人生で初めて競馬やった、目がクリクリで筋肉ムキムキのお馬さん強そうで可愛かった。そして帰りに冬の花火を見てしまった。美しかった。今年のふるさと納税は石川と音更にします。そして当日中に釧路に移動。パン屋で死ぬほどパンを買い込んだ。移動距離がヤベえなこの日。
友人曰く「今まで運転した中で一番やべえ」道だったらしい。
釧路でうまーい回転寿司を食べて、それから銭湯へ。
ここの銭湯がめちゃくちゃイケ銭湯だったのですが、「大喜湯」という所です。みんなも是非言って見てほしい。サウナーとかいう生き物はきっと大歓喜。そうじゃなくてもハイセンスな内装と、温故知新、ふるさと新しさのミックスにみんな嬉しくなるでしょう。
デザイナー誰?って感じだった。
貸切雪見露天風呂気持ちE。
お湯がしょっぱかった、釧路駆け足だったのでまた来たいな。

その後道の駅に移動して就寝したのですが事件発生。
真夜中にタイヤの辺りについた泥氷を「ガリガリガリ!!!」とやる音が響いた。
私も寝ぼけていたので「道の駅の管理の人かな?こんな時間にガリガリしなくても良いのになー怖いじゃんよー」ってなって外を確認しなかった(怖い時ほど確認できないものだ)。
そして眠過ぎたのでコテンと寝た。

四日目。
釧路弟子屈北見女満別

そして朝。
起きて車の後ろを改めてみたら、何かの鳥の足跡がついていたのだ。これには一同大興奮。フクロウか鶴か、はたまた別の鳥か。色々推理をした結果、おそらくカラスだろうという結論になった。
なぜなら道端の泥氷をカラスがものすごく突いている姿を見かけたからだ。きっとあそこから塩分とかの栄養素を得ているのであろう。カラスもまさか人間がいるとは思わず、派手にガリガリやったのだろう。ジュナイパーのポケふたがある場所なので、もしかしたらモクローだったかもしれない。

鶴のお世話をしている場所をさらりとみて、それから屈斜路湖摩周湖に行った。摩周湖はなーーーんも見えなかった。蝦夷鹿がいた。
屈斜路湖は温泉も見えたし最早海のような荒れっぷりだった。釣り人がいた。イトウでも釣ってんのかしら、こんな景色のいい所で一人で釣りしたら魂が綺麗になりそうとか思った。北海道の自然は荒々しくて美しい。

雪の中にダイブした時の私です。

その後北見の北きつね牧場目指してひた走る。ここが一番なんもなかったかもしれん。
牧場ではキタキツネに靴紐齧られて嬉しかった。キツネが定期的に喧嘩してた。きつね色とはこのことかと、焦げた様な背中を見て思っていた。
可愛すぎてずっといれそうだったけど程々にして切り上げた。お土産屋さんにアイヌの人が掘った木彫りの像がたくさんあった。
その後女満別目指して走る。車の中の片付けをある程度行う。空港着く前に東京に荷物を送らなきゃならなくておおわらわだった。そして大空町のポケふたを回収し、空港着いてスープカレー食って呼び出し食らって急いで飛行機に飛び乗った。帯広で買ったケーキを機内で食べた。
帰りに羽田に着いた時にポケモンジェットが止まっていないかを目を皿にして見回す怪しいオタク二人になってしまった(ブイズのがあった
もりもりもりもりだくさんだった。大雪山美しすぎて素晴らしかった。長い車中は楽しい、気心の知れた人間とだと本当に気持ちが楽だ。




そんな訳で北海道冬(秋?)の車中泊装備

シュラフ
ISUKA AIR DRYGHT860

マットレス
THERMAREST Zライトソル×2
クライミット スタティックV

・寝巻き
インナー&タイツ
mont-bellメリノウールシャツ


トレーナーとフリース重ね着

ズボン
裏起毛スウェット
ナンガオーロラダウンパンツ
(これは途中で脱いだり着たりしてた

・お守り
ポータブル電源+電気毛布


ポタ電に頼ることはあんまりなかった。
眠る前が寒いのでそこで寝床を温めるのに使った位だ。でもあると安心感が違ったので、持っていって損はなかった。私はいつもコート脱いで手で持って歩いてるけど、別にそれに対して不快に感じることがないタイプです。

寒暖差がもの凄くて、寝袋の中はほかほかだけど、寝袋の外は結露しているなんてこともあった。

寒さはどうにかなることがわかったので、
後は尿意対策だな。

私は寒さが大の苦手だが、好きな季節は冬で、雪がいっとう好きだ。マイナス1.2度なら上下暖かくすれば快適に過ごせることがわかった。
もう少し寒い奴に昼間挑んでみたい気持ちがある。

大変そうだなと思うことに挑戦すると、てっぺんがどんどん変わっていく。
狭かった視野がぐわーっと広がる感じがある。
井の中の蛙大海を知らずというか、挑戦や学ぶ事は世界を広げてくれるなと思う。
広がった先はずっと広くて、全然どうしようもないくらい広い。
それが楽しいのよね。

最近ウィンタースポーツも始めたのでその話も書くわね。