のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

新しい派遣さんに自分の意見を伝えた話

業界的に仕方ないんだけど本当にいわゆる「昭和のオッサン」みたいな人がほんっっっっっっとうに多い。
そりゃ業界的に若い人に滅茶苦茶嫌われる訳よ、給料が高い以外良いところがない。パワハラモラハラ横行してるらしいしね。弊社でも滅茶苦茶いるし何回も被害に遭ってるけども。

女も男もそれ以外も(トランスの人がいるのかは知らんが、うちはシス人間が滅茶苦茶多い)そんなのばっか。
新しく入ってきた派遣さんは女性で人の親なのだが、思想が全然合わねえのよ。


そんな訳で今日の話。


運動会の話を雑談でしていた。
今は場所取りという概念がなくなったんですよへーいいっすねえ親も子供も大変ですしねー一緒に走ったりみたいなの今ないんすねーという話をしていた時の話。まず突然話に割って入ってこられてビビったのだが。運動会から派生して、いろんなことがここ数年で変わったなと言う話をしていた。

派遣さん二分の一成人式が途中から無くなったんですよ、長男の時はあったのに次男の時には無くて。すごい感動したから無くなって欲しくなかったのに。なんか親がいない子供への配慮なんですって」
先輩「まあそういうこともありますよね」
派遣さん「先輩さんの学校はそういうのありましたか?」
先輩「手紙を読み上げるみたいなのはありましたね」
派遣さん「なんか、情に薄い学校なんですね。うちの運動会はお父さんが場所取りに行きましたよ。親族一同で場所取りみたいなのをやってる所もありましたね」
先輩「すごいですねそれはwまあコロナもありましたしどこもかしこも時代に合わせてるんですよね」
私「ウワーーーークソですねその場所取り文化」
先輩「まあそういうところもあるよねw」

という、先輩のバランス取り方がめちゃくちゃ面白い事件が起きた。あまりにもクソすぎて思わず「クソですね」って言っちゃったよ。笑
先輩フォロー本当にありがとう。私の様子がおかしい時いつも助けてくれるのあの人だけ。


私はその後も、めちゃくちゃめちゃくちゃモヤモヤしていて、これは絶対反論したいなと言う気持ちになった。ああでもないこうでもないと色々考えた結果、なんとか言いたいことをまとめることができた。なので、さあ伝えるぞと意気込んで覚悟をしたらBPMが100を超えた。私は思想が合わねえなと思うタイプの「悪気のない人」に言葉を伝えるのが苦手なのだ。

本当に?と思うかも知れないが、本当である。まじで無理。でも言わない方がもっと無理。自分が自分を許せない。ずっと嫌な思いを引きずることになる。ちなみに近くに例の、友達の言葉を借りるならば「人間じゃない奴」が居たので本当に発言するのがストレスだった。

話した内容。


私「あの、さっきの二分の一成人式の話なんですけど。私はやんないほうがいいと思いますね。子供が自発的にやりたいって言ってる訳じゃないですし、先生→子供→親、みたいに強制されるのってよくないと思うんですよ」
派遣さん「ええ?でも感動しましたよ」
私「そりゃ親御さんは感動すると思いますよ。私は子供の立場の話ですね」
派遣さん「(ゴニョゴニョなんか言ってから)他にも子供への配慮とかって…(そんなことで自分の楽しみを奪われたくないしと言う言葉が続くのだろうが、そういうのって過剰ですよね感を出し続けている)」
私「私としてはそれも全然必要だと思いますよ〜まあ親が感動するのはわかりますけどね(子供時代に名前の由来エピソードを書く時に滅茶苦茶嫌な思いをしたことを私はまざまざと覚えている。親への忖度と社会的な目線のどちらも気にしていて、間を取ったけれど、親の目線がその後しばらく気になり続けて、大人になった今でもこうして嫌な記憶として残り続けているので)」

その後なんか有耶無耶に濁す。


という感じの事をした。多分全然響いてない。

関係無い先輩には多分、私の本意が伝わってる気がする。さんざこういうやりとりをしてるのを彼女はずっと見てくれているので。

つうか、うちの部署には長年ひとり親をやっていた人がいて、その人が目の前にいるのにそういうことを平気で発言する「悪意の無さ」に私は滅茶苦茶腹が立った(その人の事を前に話して知っているはずなのに)。他人の立場を慮れない人間は、その場にいないものとして扱う人たちのことが、私はすげー嫌だ。透明人間じゃねえんだぞ。


彼女の目を見て、二分の一成人式を嫌がる子供の目を見て、「私は他人の都合なんかどうでもいいけど、自分が気持ちよくなるために二分の一成人式をやってほしい」と言えるのだろうか。
言えないなら黙っとけよと思った。だって、言えないから言葉を濁すんだろうよ。濁さないで言えないような事なら、こんな所でいうんじゃないよ、他人に言わせようとするのは卑怯だよ、という気持ちになった。言えるならいいって話じゃなくて、卑怯なんよやり口がな。

でもそれをグッと抑えて「私はやらなくていいと思う」と伝えた。偉いぞ私。頑張ったぞ私。偉すぎて新宿に塔が立つ。

派遣さんは、前の後輩氏ほど酷くはないけど「何にも考えずに世間の言葉を自分の言葉として発言する」人なのである。自分の価値観が「絶対的に大多数だと思って発言する時の自信過剰な悪意のない己を顧みれない人間」めんどくさいよー。

あの派遣さんを採用したのが、保守の先輩と、悪ふざけがすぎる家事をやらない上司なので、まあシナジー噛み合うよね、私が人事なら絶対取らねえな…という気持ちになった。
というか業界に私が合わねえのよな!!!!保守の先輩がみんなを甘やかしてるからこんなことになってんだよという監督責任みたいなことも私は思ってる。名誉男性で「男を甘やかして手綱を取る」みたいな立場でいないとダメな業界なのだろうが、そんな悪習はぶっちぎれ。コーナーで差をつけろ。ここは九州じゃねえぞ。


日本は平和ですからね〜って他の人が今日喋ってたんだけども、元首相がテロリズムで殺害されて、女性が電車内で滅多刺しにされて、女性は高確率で痴漢にあい、元首相が襲撃される。それは平和なんだろうかなあ、そういう所をみれば、およそ平和とは思えないよ。

その後、私が嫌いな人がまたコソコソ「オバサン」発言をしていたのだが、それを若干聴こえていたタイプの先輩が「発言には本当気をつけないとね」としみじみ言っていた。
もーやだー!って言いながらと喜んでる女性たちも同罪である。ここはキャバクラじゃねえんよ。やんわり言うのが是とされる時代はさっさと終わりにしたい。オジサンたちに忖度するからいつまでも楽にならんのよ。

今回の話に出てきた先輩だけは私の言わんとしている所を理解しようとしてくれている。うちの会社にはレアな人材だと思う。そして私がこの部署この会社に向いてないと言う事を隠さないでいってくれる人でもある。


最近ようやっと居心地が悪くなくなってきたのに、派遣さんが一人でこれだからうーんって感じ。私が口うるさくいちいちいちいち言ってきたからみんなクソデカ主語の話をすることに対して控えると言う感じをしなくなってきてくれた気配はすごく感じているのだが、またゼロから組み上げ直しである。

まあ私が異動になることもあるでしょうからの。生きてる限り「無自覚な差別」から逃げられない。


尊重し合える為に必要なのは足を踏まないことと踏まれないことである。私はしぬほど人の足を踏む。踏んでしまったら、その時は茶を飲みながらで話し合ったりしたいね。
美味しいパンとか食べたいね。


そんな中今日も資格の学校です。
これは長い目で見たら自分のためでもあるのだ。