のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

職場で勇気を出した話

職場の近くに大きな団地があり、その中が自然だらけで毎日癒されている、今も緑の下でこれを書いている。緑は良いね。犬も歩いてる。犬もいいね。

緑の良さを意識したのは多分一年位の話だと思う。それまでは意識してなかった。意識することって人生の見え方を変えてくれる。見落としてることって沢山あるんだろうな。いろんなこと知りたい。



上は朝の話。
ここからは仕事中の話。


今日もまた職場で勇気を出した。
こういう事が終わってから自分の掌を握り締めると、手が異様に冷たいのだ。スマートウォッチのストレス値も高いし、心拍数も飛び跳ねてる。

怒りは娯楽とかいう口塞ぎ人間、本当爆ぜてほしいと思う。怒りを表明する事は己を疎かにしない事だ。己の主義主張を貫くだとか、他からの己への加害を避けるためだ。
ただそれだけなのに、何故か娯楽扱いされる。意味が分からないんだよな。あんたにとっては娯楽なのかもしれないという事の表明なんですか?という気持ちである。爆ぜなくていいからなんで怒りが娯楽なのか教えてくれよ。

話を戻そう。
お客さん女で、社員女に対して滅茶苦茶高圧的に対応してくる人がいた。
我々社員の女達は裏付けを取るように、関わった社員の女達から情報を聴取し、明らかにお客さん女の態度が悪いという結論に至っていた。
そのお客さん女から電話が掛かってきて、我々はそれに対して「この人はこういう人間だから下手な事を言うとめんどくさいことになる」と作戦を立てていた。

すると、それを聞いていた営業の男が、
「言い方が悪かったんじゃ無いの?怒らせる様な事を言ったとか」
と、まるでこちらが悪いという形の責任転嫁をしてきた。

そこで、前回その女の対応をした人が苦言を呈した。

「男性相手だと態度を軟化させる人間っていうのはいるんですよ?」
そう伝えたが、営業の男は、
「だって俺が電話してきた時は普通だったよ?怒らせたんじゃないの?」
との事で、性差というのを一切理解しない発言をした。
なので、対応した女の人が
「男女で態度を使い分けて来る人間っているんですよ。というかこの仕事長年やってますし、そんなの怒らせないでやりたいに決まってるじゃないですか」
と営業の男に伝えていた。

その時点で事務所の空気は変わったが、
まだヘラヘラした顔をしていたので私も参戦し
「✖️✖️さんは経験したことないから分からないかもしれませんが、女だからと舐めた態度をとってくる人っているのはいるんですよ。まじで」
と伝えた。
(ちなみにこのブログを読んでくださっている方なら分かるかもしれないが、同性愛者や宗教者に対して偏見侮蔑をぶつける三馬鹿のうちの一人である)

そんな訳でいつも私が手酷く言っているのが効いてるのか反論もせずに(というか営業の男の差別侮蔑が酷すぎるのと説明しても理解して貰えると思わないので)黙りこくった。
そして周りの女性陣のうち、自我がある二人はうんうんと頷き、空気読みの人たちは曖昧に同意をしていた。

おそらく、「仲良く楽しくやりたいから言い争いなんてダメだけど、でも言ってることに一理あるし、ここで反論すると逆におかしなことになる」という感じだったのだろう。そういう空気を感じた。(私的には偏見侮蔑をしないでくれればいいので曖昧でも同意してくれればとりあえず良いと思ってる/本当は自分の意思で思ってほしいとは思ってる)

空気読みの人たちはそのあと饒舌にフォローをしていた(してくれていた?)。
そのお客さん女は今回はキレずに電話を終える事ができた様だった。機嫌がよかったんだね。

私はその後特にフォローを入れる訳でもなくいつも通りに過ごした。ここで媚を売る様な事をしたら、なんと言われてマイクロアグレッションされるか分かったもんじゃない。私のこういう所が怖がられるのだろうなと思いつつ、私は私の思う主義主張をしているだけなので、自分の意思を尊重しているだけなのだ。
あそこで黙りこくったりせず、逆に反論してくれたら色んな話ができるのになと思った。
私は「つつがなく仕事したいだけなのになんでこういうお客さんっているんでしょうね」という自分の立場の表明だけはしっかりしておいた。あんたを攻撃したいんじゃなくて、そういう事があるという認識を持てよという気持ちだ。次期うちの部署の長の予定の人間だ。 今の長とはと比べ物にならない。今の長が最高すぎるんだよな。

話がずれた。
こういう事があるにつけ、「そうだそうだ!」と積極的に連帯する事がやはり大事なのだという事をしみじみ感じた。一人だと曖昧にぼかされる事があるのだ。私は何度もそういう目に遭っている。でも一人でも戦うことにしてる。ハラスメントをされたりしなければ私はそれなりに戦おうという気持ちがある。

毅然とした態度は嫌われがちだし、あんまりやりたくはない。ただ、響かない人間には多分それをやると「許された!」と勘違いをするだろうという経験則の話である。ヘラヘラ笑って曖昧に流したら私は私を恥じるだろう。私は私に恥じない人間でいたい。しかし、毅然とした人間だという風な評価がついた方が楽かもしれないなどとも思う。



そして、時間軸的には前の話だが、営業に対して苦言を呈した人にちょっとだけ「毒になる親」を読んで貰った。経緯については社外秘なので割愛する。

その人は「自分を高みに持っていく事で相手を憐れむ」という方法で怒りを抑える様にしていると言っていた。
しかし、私は(そして、毒になる親に同じ様な事が書いてあるのと同様に)「抑え込んだ怒りは自分を蝕む呪いになる」と思っている。その様な話が丁度「毒になる親」に記載されていたのだ。

だから、先輩のその意見には同意しなかった。そして、先輩がお昼休みのタイミングで「よかったらここだけでも読んでみて下さい!!」と言って本を貸した。そこだけ読んでくれた、とても嬉しかった。


画像は今朝始めたての玄米混ぜおにぎりである。朝ご飯をクリーム玄米ブランにしているのだが、自作した方が安いのでは?と言う気がしていて自作するに至った。いつまで続くか分からないけれど、とりあえず試運転してみることにする。[uploading:77B1307C-4A44-4B64-A743-0F5712B26F59/L0/001]