のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

陰謀論を信じかけている人に向けての手前勝手な話

陰謀論は誰でもハマる。

それはもうカルト宗教並みに誰でもハマる。
まだ幼い頃に陰謀論どっぷりだったタイプの人間であり、そういう関係でいくつも人間関係を失って来たし、もうどうしようも無いところまでボロボロになってる人間関係がある。

己の経験して来たエピソードを掘ると「×才の頃だったかな」みたいなことが多いのでキルアなのかもしれない、多分8歳くらいの時の話、孤独に苛まれてた時の話。詳しくは書かない(書きたくないから書かない

私は自分の考えが一番正しいなんて思ってないので、「陰謀論信じてるとか笑」という上から目線では無くて「陰謀論にハマると大切な人から見捨てられる。それで良いのか?そして他人は恐らく止めないけれど、それで不幸になるのはあなたの愛する『大切な人たち』だぞ」という話をしておきたい。繰り返しますけど私の意見が全て正しいなんて訳はないですし思ってないです。
手前勝手な話を書きます。人生は手前勝手な事ばかりだよ。


カルトも陰謀論も本来世界を良くしたいと思う(あるいは幸せになりたい)と思う人間の心理に漬け込んでくる。「どうしてこんなことになってるんだろう。こことここにこういうつながりがあるからだ!だから人工地震が起きたんだ!」みたいな事を言う様になる。


(話せる範囲の)知り合いの話。
本来目的意識が高く、世界を良くしたいと願っていた人の話。めちゃくちゃ努力して手に入れたある職業を、周りの人から保険を勧められてその職を辞めて、保険の勧誘員になり、アムウェイに手を出し、その後その周りの人たちと会社を立ち上げ、その中で結婚をし、子供が爆誕した。周りの人たちはもちろん遠巻きになってしまっていた。知り合いと一番関係が深かった友達が嘆き悲しんでいた。

遂に子供を作ってしまったのか。あーあ。って気持ちになった。子供が不幸だ。「不幸だなんて決めつけるのはおかしい」だなんて気軽に言ってくれるなよ。部外者は自由になんとでも言えるよ。
目が覚めた時に喘ぎ苦しみのたうち回るのはその子供当人なんだから。苦しみ抜いて自分を責めたりする。病気にもなる。認知が歪む。

目が覚めずに永久にそのコミュニティの中に居られるのなら幸せなのかもしれない。そういう人もいる。ゆりかごから墓場までそのコミュニティにしか属さずに生きている人もいる。純粋培養の人は脆くも世間を知らぬが故に不思議な輝きがあると思う。一回外から力を加えたら折れそうだけど。目が覚めずに永久にその場で生きられるのなら、それが一人ならそれでもいいのかもしれん。しかし、『大切な人』がいるなら、その人たちを巻き込むのなら、本当に心底やめてくれって思う。大切な人が陰謀論にハマっていくのを見てるのは辛い。「昔の君に戻る」のは無理だろうし、目覚めた人は多分戻らないし人間は日々進化中だから「視野を広くしてくれよな」と思っている。
ズブズブになってしまった人に関してはもう諦めている、だって何を伝えても伝わらないから。

当人が幸せならそれで良いじゃんと言う風向きもあるし、本来私もそれで良くね?と思いたい。しかし、陰謀論は圧倒的に周りを不幸にする。そして途中から目覚めたのならなおのこと。子供がいるなら、子供に強いるなら、それはもう論外と言っても良い。やめてくれないか。

大切な人を不幸にしたくないなら一度立ち止まってくれんかと思うし、突き進むなら袂を分つしかないなと思わせてくれる結構な人もいる。
この人生、これ以上傷付きたくないなと思うことが多い。何のためにその陰謀論にハマったのか、原点に立ち返り思い出して欲しいという気持ちになる。

優しい人は声をかけ続けるのだろう。人の心の隙間を狙ってくる甘言ばかりなので、優しい人が声をかけ続けるのは必要だと思う。頑張ってほしい。私はもう諦めてしまった。無理だと思いたくはないけれど、無理なんだろうなって思ってる。これは実体験からの話。

でもというか、だからこそというか、
陰謀論者に片足突っ込んでる人達は、一度我が身の周りを振り返って欲しい。全員が手放して応援してくれることなんか無いだろうけど、それでもうおしまいになっても良いと思えるなら、大切な誰かを失っても良いなら、失うだけの価値のある言論なら、信じたら良い。私は不幸になった側の人間なので、辞めてくれないかなって思い続ける。死ぬまでそう思うだろう。そう思う人間がいることだけ、心の片隅に留めておいて欲しい。立ち止まれるなら立ち止まって欲しい。

陰謀論めいた話をたくさん見かける様になってしまった。私は正も偽もわからんが、そんなに簡単に正解は転がってないと思うんよ。

ちなみに昨今の年寄りはネット右翼になる確率が非常に高いので、父母が年老いていた上でインターネットを触る民たちは本当に気をつけて欲しい。話ズレるけど、久々にあったらネット右翼になってるという位の気持ちで会った方が良いのかもしれん。あんなに中国との友情を語っていた人が、「あんなによくしてやったのに」とか言い出すのはキツイ。虐殺の歴史を忘れてしまった人達、やったのは君のお父ちゃんたちなんだよ。そして我々の祖父であり、曽祖父なんだよな。そんなに遠くないのよ。


渦中に放り込まれた側の人間の立場からの話でした。みんなもきいつけてね。どうしようもない所まで行って、放置するしかなくなって、それでも関わり合いを持たねばならぬ人生はねえ、大変なんだよ。
この記事に検索で辿り着いた人がいるなら、我々は苦しみの中をなんとかサバイブしようとしていて偉いよ。よー頑張ってますよ。

もし大切な人がいるなら、一回その人に相談してみて欲しい(そしてその人も陰謀論信じてる人で、そこが男女の恋愛に発展し、子供を成すというストーリーをもしたどるとして、子供には強いないでくれよな。親戚の子供にも近所の子供にも、強いないでくれよな)。
きっとあなたを思う、主観も客観も含まれた言葉を、返してくれるはずなので。
(ちなみに大切な人なんかいねーよって人でこのブログを読んだ人は、私は苦しめられたタイプなので、一歩立ち止まって考えてくれると助かります!!!)