のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

フリーを観たり共産党の街宣を聞いたりした話

観るのに勇気が必要だった作品を観に行った。
一人で見に行く勇気が出なくて、どうしようかなあと思っていたらフォロワーさんが同行者を募集されていたので喜び勇んで手を挙げた。
そのフォロワーさんとの出会いはコミティアで映画の本を出されていた方だ。扱う言葉がとても丁寧で素敵な方だった。
ツイッターをフォローし合ってから二言三言しか交わしてないけれど、話をしている内容からすっかり好感を持っていた方だ。会って早々コミュ力の無い一方的な感想を伝えてしまった。反省である。


映画の感想。
とにかく全編ずっとしんどくて、これはアニメーションという表現で無ければ映画館で見る事をおそらくできなかったなという気持ちになった。音楽はどんな絶望にも希望を鳴らすものだと思った。

彼には良き友と良きパートナーと良き家族がいた。巡り会えたと言っても良いだろう。過去に起こった事は最悪な事だが変えられない。彼は一生癒えない傷を抱えて生きていく。だけれども、目下ラズベリーが待っている。緑の美しい街でパートナーと二人で、友人と家族と生きていく。なんて素敵な事だろう。その姿が眩しくて、苦しくて、涙が溢れてきて止められなかった。選択をもがれる事、自分が自分で居られない事、むごいこと、それはこの国でも起こっている事だ。彼の希望は私の絶望であり、彼の救いは私にとっての虚無だった。

前に、「選ばない方がいいパートナー」という残酷無比な言葉がSNSに回っていて怒りを感じたが、あれは怒りでなくて悲しみだったのだな、という事を思った。生まれは選べない。育ちは選べない。世の中にはそもそも選択できないものがあるのだ。毒親生まれ毒親の呪いで常に定数ダメージが入り続ける人間というのが存在している。

SNSでよく見かけた豪華客船のシーンの話は、これは、市民たちの姿そのものなのだなと思い、そして知っていても何もしない私の事であると思った。生まれてきてすみませんという気持ちになる。

見識が広がれば、この世の地獄がさらに広がる。しかし知らないでいる事は、更に地獄を広げる事で、見て見ぬ振りがこの世を更に悪くするという話をした。自分の話をたくさんしてしまった気がする。


その流れで、東南口でやっていた共産党の街宣を聞きに行った。良識ある言葉を発する人間たちがたくさんいた。困っている当事者が沢山いた。そういう人たちが聞きに来ていた。登壇していた。若い人も年をとった人もいた。思ったよりも若い人が沢山いた。ボランティアもいた。田村さんの「私が私として生きていける社会的」について話をされていた。ちょっと泣きそうになってしまった。

山添拓さんの話も聞いた。

鋭い舌鋒で国会答弁をしている姿は良く見聞きをするのだが、実際生で拝見するのは初めてだった。人の目を見ながら話をする人だった。堕胎罪の話をしていた、女性の身体なのに、女性の決定権がない話をしていた、そもそも子供をおろせない状態で生まれた子供が幸せに生きられる保証がない話をしていた。
コロナ禍で女性の自死が増えた話をしていた。給与格差を無くす話をしていた。まずは可視化からだ。対話なくしてわかりあう事はできない。そういう話をしていた。
夢理想だという話なのかもしれない。夢や理想でご飯が食べれないのかもしれない。だからと言って、希望を持つことが悪いことだとは思わない。人生に必要なのは未来の展望を絶望しないで居られることだと思う。それは新作のゲームの発売だったり、政治が良くなって行くことだったりする。どうせ自民党が勝つのなら、好きな所に入れさせて貰おうと思った。自民以外の勝てそうな候補者に入れるという方法を最近は取っているが、少し考えようと思う。

新宿という街柄に合わせた話だったのだろうと思った。

世界は一気に変わらない。少しずつしか変わらない。だけど気が熟しているものもあると思う。

恐らく当事者と思われる女性らしき人が一人で来ていた。「同性婚の実現を!」という紙を掲げていた。一人で来て、一人で行動する人間の姿に心が揺れた。個人でアクションを起こせる人間は素敵だ。

フォロワーさんのお友達も素敵な人であった。アサーションに政治の話が出来る人になりたいと思った。

https://t.co/7cz1rN4hqs

「私が私のことを大切にして生きていける社会」に住みたいと思った。



それはそれとして人生の方が新型うつ病の人とのやり取りでぐちゃみそになっている。事実と感情を分けた話をしたいのに五月雨式にしか会話をしてくれない。そういうものとして受け入れてあげるしか無いんですかね。私の少ないキャパシティはもう無理を訴えています。情緒がぶち壊れているので職場で泣きそうになってトイレに逃げ込んだ。対面しないと話をしないと言われ続けている。録音をすると言われている。怖いよ。