のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

目の前の人を見て、会話しませんかね

おとといの職場でちょっと面白い事があった。

私。ポケモン好き、少しずつ好きの度合いがどれくらいか様子見て周りの人に話してる、貧困層外国人差別が始まりそうな気配を感じるとエビデンスを交えた持論を展開する。何考えてるか分からないらしい。

後輩さん。猫好き、可愛いもの好き、気象病、焦ると声がでかくなる、机の書類が常にグチャッてはみだしてる。物事を深く考えるのが得意ではなくテンポの良い会話を好む。

先輩。40代、どうぶつの森とモンハンやってる、娘二人、悪気無く被せ気味に喋る、貧困層への無意識下の見下しがある、セルフネグレクトのお客さんをバカにする。

昨日の話。
後輩さんが具合悪くて遅刻してくるらしい。何故かポケモンの流れになったので「ポケモンは一生推せるコンテンツで最高」という話をした。漫画好きな人とゲーム好きなお二人だったのでうんうんって話を聞いてくれた。その流れで上に書いている先輩に
「先輩のお子さん達はポケモンはやらないんですか?」
と聞いた所
「うちは二人とも女だからやらないかな」という回答が来て面食らった。

特に私は自分のこと女だとも思ってないが、会社では多分女という方に与してた気がするんだが…?と思っていた。

あと、この人は「私と会話をせずに、世間と会話をしているんだな」と思った。


そのあと出社してきた後輩さん(私がポケモン好きなの知っている)が
「この前ポケモンのお店に行ったんですよ!!!良い歳していっぱい買っちゃいましたー」
と言っていた。
隣の席の私はポケモンのフィギュアを机にずらり並べている(歳上)。そして今日追加で、「毎日IKEAのサメチャンと一緒に寝てるよ」って話を追加でしておいた。

自分のあり様について言及してるのなら良いのだが、主語がデカ過ぎて巻き込み事故起こしてるぞーーー、という事が1日に2回、しかも大好きなポケモンであったという話だ。

私は「いい歳して」「娘だから」だなんていう呪いの言葉で他人を巻き込まねえぞという気持ちになった。

いい歳してとわきまえている自分という世間を身にまとい、自分を守ろうとするなよ、可愛いものが好きな事をやめる事はできないのだから、さっさと向き合えばいいのにな、と思った。
またこの人も「世間」と話をしているなと思った。
聞こえのいい言葉を選んで、その言葉をぶつける事が私にとっての会話では無いんだよな。

たまに「もうおじさん/おばさんだから」というのに対して「またまたー」と返さないといけないというルールがめんどくさ過ぎて嫌すぎる瞬間が訪れる。
加齢は誰しも避けて通れぬ(若くして死なぬ限り)ので、それを否定的に自虐として使われたときにどう反応してもめんどくせえと思ってしまう。歳を取ることに肯定的な思考だから、尚のことそう思ってしまう。
「私ももう✖️歳ですよ、歳とりましたね」
という事実に対し
「私なんか、もっと年取ったよー、でた若者の年齢マウントー」
みたいに言われるの本当に理不尽に困ってしまう。
私も言葉足らずなところがあるので、そういう事を言われた時には
「あなた方の年齢の話では無くて、自分の話をしています」と返す様にしている。反射で「またまたー」と言った後に自己嫌悪してる。

昔に比べたら私は歳をとったのだ。
私が年齢の話してる時は自虐じゃないので、ありのままの言葉を受け止めて頂ければ幸いです。若い事が素晴らしいという価値観は「若い方が体力があった」という意味であれば納得できるけれど、それだけだし、別に若い事が素晴らしいという価値観を否定する気はない。もしかしたらそう思う日が来るかもしれない。だとしたらちょっと面白いなと思う。若い頃の自分より今の自分のがずっと良いなと思う。

自分の言葉を取り戻す努力をしないといけないななどと思ってる。