のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

スタァライト劇場版とロンドロンドロンドの話

ネタバレはありますが、ネタバレラインまではネタバレの話をしません。

 

劇場でスタァライトされてきました。四連休の記憶はポケモンユナイトとスタァライトしかない。

 

一応アニメは少し前に見てたのだけど概ね「???」となってしまったので再度見返した。

今回はそこまで「???」とはならずに済んだ。「?」くらいだった。前にも書いたが、ブシロードアニメだなあという感じだった。

演出だと分かって見るのと、そうじゃないのでは、全然違う。

 

フォロワーが「あれは映画館で見ることに価値がある作品だよ」

と言っていたけれども本当にそう思います。

 

初めて品川Tジョイに行ってきたのだけど、これは音響の良い映画館で再度観たいなと思いました。

立川の立飛で爆音やってるらしい、めっちゃ行きたい、遠いけど。

出来ることならばシネマワンで極音上映やってほしい。というか上映館増やして欲しい…しごおわで駆けつけて観られるならみたい……。

 

前日の夜、五輪開会式に残酷に沸くツイッターランドに絶望し、同居人と共にため息をつきながらずっと喋っていた。それでなんだかんだと深夜3時に寝る事になった。朝起きたのは7時。眠くて眠くて気が狂いそうになりながら朝の電車へ。

品川駅について、坂道をぜえぜえと息を切らしながらよろよろ登る。館内ロビーにはお子様がたくさんいた。なんだろうと思ったらアンパンマンだったらしい。

スタァライトを見に来ている客層は見た目だけの感じで言うと男女比そんなに変わらない感じだった。

こんなに朝早いのにこんなに人入ってんのすごいなと思ったけど、上映館少ないと必然的にこうなるかー。なんかオタクオタクしいオタクって今少ないんかな。それともスタァライトちゃんのオタクはそういう人少ないんかな。(これは超偏見と体験談ですがアイマスのオタクは割とファッションや見た目だけでいうと似た様な人がかなり多いです)

 

ぶっちゃけ全然期待せずに行ったのも良かった気がする。

 

以下アニメと映画のネタバレ。

 

 

アニメ版の「?」という所を映画版で割と回収してくれたのでキャラクターたちのこと凄く好きになった。

そして、回収されたアニメ版に置き去りになっていた諸々のおかげで作品としての面白さも上がった様な気がする。(華恋がひかりちゃんに寄せる感情とかの辺りが特に生っぽくてよいです)

 

あと、俳優さんたちの声優演技がむちゃくちゃ上手になってた。

前は「舞台の人たちらしいし、声優としての演技もまあこんなもんなのかなー」という感じで見ていたのだけど、今回は作画と演技が分かりやすく向上していて、アニメ版で気になった所が改善されていた。これは予算がついたという事なのだろうか。演技は努力の賜物なので、すごい。

 

声と作画が噛み合ったというか、特に全世界60000億人の夢女が生産されたと思われる、大場さんの作画良かったですよね……。

 

アニメの時はあの低い声と作画に乖離があった様な気がしたので、今回の表情が落ち着いた大場さんと低音ボイスのマッチングは素晴らしい。背筋がぞわぞわした。「がおー」はずるいよ(記憶曖昧、もしかしたらオタクの妄想かもしれない…わからない………)。

じゅんなななのレヴューは一体何が見れるんだろう…と見ながらワクワクが止まらなかった。頑固vs頑固大好き。

 

そしてストーリー。

あの子達が「自分たち」から「自分」になる物語だった。自分の弱さを突きつけられても逃げないで戦うのかっけえよなあ、痺れっちまいますよ。

戦って、己を理解する。

自分から逃げない事はすんごい辛いし、弱い自分を自覚する事はつらくて苦しいし、すぐに自分を責めればなんだか少し楽になったりするのに、ちゃんと弱さを受け入れたり、弱さを弱さとして自覚したりしてた。すごいよみんな。

ひかりちゃんとまひるちゃんのことすごく好きになったよね。ひかりちゃん割と五歳児だなーって思ってましたすみません。

 

ふたかおレヴューのわがままハイウェイで「早よ抱けや」ってセリフ言ってましたっけ?言ってませんでしたっけか?

言わないけど言ってたじゃんっていう幻を見ています。セリフと音楽重ねるのはズルだよズル!!!

まやくろちゃんはアニメの二人よりも関係性がちょい進んでいてニコニコ見てしまった。クロちゃんかわいい。しかし作画枚数やばいよな。アニメーターさんはすごい。

 

印象的だったシーンは他にもあるが、とにかく作画、音楽、演技、演出、全てにおいての熱量が半端なく凄い。ものすごいセットの演劇を二時間ぶっ続けで感情をどかんどかんとぶつけられる感じ。漫画的表現でいう所の真正面から熱風吹き付けてくる感じ。

アニメ映画である事を存分に活かした映画と言えばいいのだろうか。

いいのかい、これ1900円だぞ…という気持ちにさせられた。感情大爆発するタイプの話大好き。やっぱ感情。感情なんだよ。

 

考察とかする余裕がほとんどなかった。来たものを受け止めながら、これはどういう感情なのだろうかということを読み下すだけで手一杯という感じになった。大場さんの刀はどこからきたのかそれがすんごく気になってます。

 

映画の音楽がSpotifyでは配信されているのも良いのでわがままハイウェイとワイルドスクリーンバロックを聞いている。TENETのサントラ聴いてる時も同じ様な感覚に陥るが、映画を身に纏う様な感覚たまらんのだよな。

 

もんもんもそうだけど、仁義俠気ヤクザやらの世界にあるファッションなどは割と結構好きなんですよね。ヤクザ映画は見た事ないけど。

 

映画見た次の日には早速ロンド・ロンド・ロンドを見た。dアニメストアは偉い。先日買ったファイアースティックが大活躍である。固定回線引こうか悩む。

 

大場さんの殺陣あと30分くらい見たいよーー。キリン頼むよーーーー。観客が望むよレヴューなり殺陣なりみたいはずである。私は見たい。

しかしソシャゲをやる気力と容量はない。

 

土曜日映画見に行ける様にチケット争奪戦には加わろうと思います。池袋はなあ、どうなんじゃろ。豪華なところに入ったことないからわかんないけど。