のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

大豆田とわ子と三人の元夫が心臓に悪い

書いてない回の感想を書く。
坂本裕二脚本好きのライターさん達が各メディアにて感想を書いているのを読んで、なるほどなるほどとなっている。

それはそれとして、自分の感想を書く。感想は一人に一つなので(花束みたいな恋をした)。忘れてることもたくさんあるから書き逃しもたくさんあるよ。



そういえば、この前渋谷の街を歩いていたらPresence I がモニターに映っていたし、センター街には歌が流れていた。

ああ、そうだよね。
あれだけ渋谷近辺が舞台だったら嬉しくて掛けちゃうよねって思ったら、少し渋谷という街のことが好きになった。

※勿論ネタバレを多分に含みます。

・Presence I 。表題曲。
表題曲がとわ子の歌であるのは間違い無いんだけど。二番がかごめちゃんとの思い出に向けて書かれている様に感じてしまう。悲しい思い出も、楽しい思い出も、全てはいつか移ろい行くんだよな。歌詞をじっくり聴きながら、目を瞑る。知らない彼女らの思い出が浮かんでくる。行かなかった旅行も思い出になるんだよな(カルテット)

・六話。なんだっけ。六話厳し過ぎて見ながら怖くて怖くて怯えてた。女性陣のパワハラにも取れる様な正論(正論か?)の掛け合い、大きな主語で人を語る感じ。怖すぎてあんな風に自分のことを話されたら多分私泣きながら部屋出て行ってしまう。すずめちゃん(カルテット)になってしまう。無理。

・六話。「好きなところを伝えたら、恋を終わらせる」というのは「そうなんだ!」と思った。両思いになってから「どこを好きになったの?」みたいな話をするのが楽しいって言ってる話を見たことがあった。でもどっちもそうなんだろうな。
何かを終わらせる時に、ケジメみたいなのを、人はつけたがるからね。その方が後腐れなくなれるのはわからんでもない。

・六話。去って行った女性達はそれぞれ生活をしていくという描写が美しくて好きだ。この後チラッと出てもいいし、出なくてもいい。アレくらいの表現ってずるいよなあ。

・六話。ねえあのパワハラモラハラマンスプ男どこいった!?!?!?!?トイレで隠れてるとわ子しかみせてくれないん…ずる…。

・六話わりと辛くてあんまり思い出せない




・七話。慎森が「好きな人からもらえるお土産は嬉しい」と、ひねくれを少しだけ改善(改善という言葉は適切ではないかもしれない)させていた。六話で話していた、「僕たちは大豆田とわ子に甘えていた。直すチャンス(セリフ曖昧)なんじゃないか」と、言っていたことを実践しているのだろうと思う。健気過ぎて泣ける。

ちなみに私は慎森が好きだ。なんだか他人に思えない。めんどくさくて、情けなくて、どうしようもなくって、愛おしい。
七話エンディングさあ、、、、、、、、、、、あのさあ、、、、、、。サブスク解禁今すぐやってください、、、、。

・七話。オダジョーみたいな人っているよね!!!!!!!!!!!会社と家の顔が全然違う人、弊社にもいる。ある意味私も違うかもしれんしな。

・七話。鹿太郎はトイレにも並ばないし、夜道で女性から距離を取る。わかる、わかるよ、そういうのやるよね。七話の前にギャオでやってた配信で鹿太郎役の方が「器が小さいのは悪いことじゃないですから」って何度も言ってたのがものすごく好感度高かった。他のキャストさんが「器が小さい」を揶揄する様に(盛り上げる為だと思うけれど/テレビ見ないからバラエティーのノリがよくわからん)言った時に、その様に返していた。事実として、器が小さい。それだけだ。それは、決して悪いことじゃあないんだよ。

・七話。とわ子が唄ちゃんに会いにいくだけで浮き足立っているのを見て、なんだか自分の親を思い出してしまった。
とわ子は「みんなのことを好いている」のは事実なのだけど、「好き」の角度が違うから、とわ子の愛が伝わってない。それを、彼女は悲しいと思っているのだろうか、どうだったろうか。
私が家を出る前、母親はどんな顔をしていたか、全然思い出せないな。
とわ子は大切な人がいなくなる悲しみをずっと続けてやっている。それでも進んでいる。
唄ちゃんが家を出たのって、かごめちゃんの影がチラつくおうちが辛かったんじゃないかなと、そう思う。彼女はまだ子供で、ずっと仲良くしていた友達だ。諦めるしかないと分かっていても、辛いものは、辛いんだよ。


・「大豆田とわ子と三人の元夫」のテーマは「この理不尽な世界でもがきながら生きる大人」への、メッセージなのかもしれないなどと勝手に思っている(七話時点)

理不尽な事にぶつかって、ぶつかりながら生きていくのが人生で、ままならないこともたくさんあって、諦めたりうんざりしたり、悲しい楽しいを繰り返して、それでも人生は続いていく。六話七話とモヤモヤしすぎて身体に悪い。

でももうすぐ終わってしまうのはつらすぎる。後二十話やって下さい。