のらくら備忘録

忘れたくない事と忘れたい事を書く。節約とポケモンが趣味の浪費家。

昼行バスと昔住んでいた所に行ってきた話

明大前で、麦くんと絹ちゃんの事を思い出した。一人に一つ。何かあると、一人に一つ、とつい言葉に出して言ってる気がする。

全然Twitterに顔を出せなかったのは単純に忙しかったのだ。


血縁にあたる人間が亡くなった。
昔から、人に迷惑をかけず、桜の散る頃に死にたいと言っていた人だった。夢が叶って良かったなあと思った。

お葬式で沢山泣いた。
泣いたのはその人の為ではなく、違う人の為に流した涙だったけれども。

懐かしい顔に沢山会った。
子供は変わるけど、大人は年取ってもさして変わらんのだなと思った。きっとコロナ禍でなければ、100〜は葬式に来たであろうという人だった。人脈が広くて、地元じゃ負け知らずの人だった。ピンピンコロリはやっぱり良いなと思った。実際はピンピンではなかったのだが、その辺もまた色々あった。

私が自分の葬式をやる(そもそもやるのか?)時は、みんなオシャレしてドレスとかカッケー&可愛い服で来てくれたら良いなと思った。黒だけなんてつまんないよなと思った。お骨は海に撒いてほしい。私らで末代なので、墓じまいしないといかん。

親戚関係がやばいという話は前にしただろうか。わかんないけど。なんていうか、いろんなことがあった子供時代だったんだよ。私は一人で自然と戯れていたが。

とりあえず、子供達の代にどれくらい親世代が関わってくるのだろうか、わからんな。

私は結婚しないし子供も要らないけど、働いて楽しく暮らしてるよって話を親にした。だから従兄弟の子供を可愛がるそうだ。何よりだと思う。私は子供が苦手で可愛くないんだよなと言っておいた。

今の部署の人が弔電を打ってくれた。優しさが嬉しくって、本当にありがたかった。今までの部署で一番上に恵まれているなと思う(お局派遣さんはうんこだけど)。


葬式が終わった後にいろんな話をした。女は男を通して社会の目を養う、みたいな意味不明理論をふっかけられたので「ソースは?どこの論文の誰がその話を書いているのか教えてください。どの本に書いてあったかなど、きちんと反証します」と返しておいた。生物学的に云々との事だったので気になりすぎるんだよな。面白いよね。

今時そんなこと言うなんて激ヤバ、遅れてんね、っていうような事を他の人に言ったら「でも女二人でいるとアンバランスに見えるよ」と言われたので「それは感じ方の問題だからなんとも言えんね」と返しておいた。感じ方っていうか、見慣れてないだけな気もするけどまあそこら辺はかんじかたなのでどうでもいいです。

また、「良い年したオッサンが泣くなんて」とオッサンが自虐的に言っていたので「年とかオッサンとかそういうの、関係無いから。泣きたきゃ沢山泣いたら良いんだよ。関係ないから」と返した。「らしさ」の呪いを解くのは新時代の人間がしてあげるのが良いのかもしれん。自分でなんとかして欲しいけど。


アイデンティティが性別にしか無く、義務教育だけを正とし、空気に飲まれ、政治と宗教と野球の話をしない』人間と話が合わない、という話をした。それを縮めて言うと『哲学がない』と言うことになるらしい。

その話をした血縁関係の人は真面目に仏教をやってる人で、自分の中で結論に至るのが早すぎて説明をいつも端折る。だから会話してる気がしない。哲学がある人間は好ましい存在ではあるのだが、私はああならん様にしようと思っている。

人の話に聞く耳を持たなければいつか人は見限られる。言葉の端端からその人がどんな考えを持った人間なのかが透けて見える。勉強をし、本を読めば、世界はグッと広くなる。弁の立つ人間相手に、今回はマトモに話ができた様に思う。
「国会議員にでもなったら」と言われたけれど、いつも話が大袈裟で困るんだよな。


行きも帰りも昼行バスに乗った。
というか、乗ってる。今書いてる。
数年前、京都に行った帰りに夜行バスを使ったら夜全く寝れず、ほとんど閉所恐怖症みたいになってしまった。

時間と距離を掛けて何処かにいくのが好きなんだな、というのは最近の気づきだ。

新幹線は早くてカッケーのだが、耳鳴りがゴーッとするのであまり得意でない。フェリーとか、寝台特急とか、そういうのにも憧れがある。時間の無駄?無駄な時間も楽しむのがいいんじゃないか。せっかちなタイプなのに、不思議だね。多分、安いってのも良い。

飛行機は耳がブワーーってなるのが怖い。あと重力とかトイレとか怖いものが多すぎる。ハイテクなものはかっこいいし便利だ。だけど不慣れなので未だに怖い。慣れたら平気なのかもしれないが、しょっちゅう使わないものだから全然慣れない。


昔住んでいた土地で、私の事を可愛がってくれた人たちはどんどん亡くなっていく。あの人も、この人もいなくなる。土地に全く愛着がなくて、むしろ憎しみの方が強い。好きな人は好きだったけど、大半の人間が嫌いだった。

大切な人が苦しめられたことも許せない。今になって漸く話してくれた内容も酷すぎて悲しくなってしまった。私とそう変わらぬ歳の頃に、そんな事をされていただなんて悲しくて堪らない。悔しすぎる。

その苦しめられた人は、もうあの土地からはうんと離れた所にいる。どうか残りの人生は、誰かの面倒を見ることもなく、自分の人生を生きてくれたら良いと思う。ここ数年激動の日々だったと思う。ひどい土地の人間達に、ひどい事をされた人生だった。もう少しその人のことは大切にしてあげたいと思った。とても今更だけど。


傷が癒えるのには時間がかかる。

もう二度と自主的には来る事も無い。

最期だと決めて行くのと、そうじゃないでなあなあで別れるのとでは、ずっと心持ちが違う。懐かしさよりも、生々しい傷の方がまだ癒えてない。

人生は短い。好きな人達と過ごす時間を沢山増やしたい。土日だけだったら、本当に少ない時間しか過ごせない。本当にさ、好きな人たちと近所で暮らしたい。

今日の空は青いねとか、雨降ってるねとか、あそこのスーパーのお魚が美味しいよとか、あの政党頑張ってるよとか、社会問題を論じたりとか、動物をめでたりとか、公園で体を動かしたりとか、そういう事を話しながら暮らしたい。


張り詰めた糸が切れそうになりながら生活をしている人の話を聞いて、苦しすぎた。みんなどうか幸せに生きて死んでほしい。大切にしたい人たちを大切にし、生きてほしい。

沢山褒められたけれど、それは私が給料をもらっていて心に余裕があって、沢山の創作物を摂取しているから出来ている事なんだよなあと思う。

生きる事は辛いから、好きなものを買う為に金を使う。好きなものに使いすぎて、金が無くなる。そういう悪循環の渦の中にいる人がいた。愚痴が止まらなくて、泣いていた。人の誠意を踏み躙る人間に踏み躙られていた。辛い。辛い以外にかける言葉が見当たらなかった。






大きなはめ殺しの窓から流れて行く、真っ暗な空間と、ポツポツ見えるあかりが良い。今回は当社比グレードの高いバスにしたのだが、車内にトイレがあるか無いかで、だいぶ緊張の解れ具合が違うなと思ったので、今度からトイレ付きのにしようと思った。
羽生SAがなんか綺麗になってた。すげー。埼玉に入れば、東京まではあっという間だ。



繊細さんの本とカルテットと花束みたいな恋をしたをオススメした。世の中の繊細さん達は、繊細さんの本を絶対読んで欲しい。人に先回りして物事をやってあげる事は、少し待つと楽になれるという衝撃の事実を知って欲しい。



人はいつか死ぬので、終活はちゃんとしたいという話をした。まだ早いんじゃ無いと言われたけれど、今日これを書いてる間に死ぬかもしらん。備えあれば憂いなし。ツイッターで回ってたエンディングノートでも買っておくか。


家庭環境はガチャだ。
何が出るかわからん。


これは雑談だが、昔から懐いてた従兄弟に三人娘がいるらしい。子供がめんこくてしゃーない、新築で家を建てて新車を買ったという。昔からあんまり考えなしの所がある。変わらなすぎて、ニコニコしてしまった。嘘の無い人間は有難い。話してて疲れない。


友達の自慢を沢山した。優しい人たちばかりで大好きだ。早くみんなに会いたいね。